第45回京都市民読書会の概要が決まりましたのでご案内させていただきます。

今回取り上げる作品は、大岡昇平『野火』(新潮文庫)です。

敗北が決定的となったフィリッピン戦線で結核に冒され、わずか数本の芋を渡されて本隊を追放された田村一等兵。野火の燃えひろがる原野を彷徨う田村は、極度の飢えに襲われ、自分の血を吸った蛭まで食べたあげく、友軍の屍体に目を向ける……。平凡な一人の中年男の異常な戦争体験をもとにして、彼がなぜ人肉嗜食に踏み切れなかったかをたどる戦争文学の代表的名作である。
新潮社HPより https://www.shinchosha.co.jp/book/106503/


nobi.jpg


読書会前日の8月15日に終戦(敗戦)七十周年を迎えることを記念して、いわゆる戦争文学を代表する大岡昇平の作品を読みます。一つのジャンルとしての「戦争文学」を超えた価値を持つ作品だと思いますので、政治的立場や国籍、年代や性別を問わず(日本語がある程度できれば外国籍の方も歓迎)、たくさんの方とこの作品を共にすることができればと思います。
(様々な想いはあるかと思いますが、読書会内での過度な政治的主張はご遠慮願います。)

難解な文学論を熱烈に闘わせるような会では(残念ながら)ないので、気楽にご参加下さい。無理に発言を求めるということはありません。初参加、小説なんて普段読まないという方、大歓迎です!

7月25日より『野火』の映画も公開されるようです。そちらもよろしければ合わせて是非ご覧ください。
http://nobi-movie.com/

たくさんの方のご参加をお待ちしております。


日時:8月16日(日)午後2時より(午前の部がある場合は午前10時より)
場所:京都市内
予算:各自の飲食代のみ(場所を貸切にする場合は別途場所代500円程度いただく可能性があります。高校生以下は場所代不要。)
定員:最大で30〜40名。参加希望者が多くなった場合は、午前にもう一枠設けてそちらでの参加をお願いする場合があります。
参加方法:下記の京都・大阪市民読書会のメールアドレス宛に件名を「大岡昇平読書会参加希望」として、次の3点を記してご連絡ください。
①読書会での呼び名(本名orニックーネーム・ハンドルネーム)
②京都府内在住か京都府外在住か
③午前の部に回る可能性があっても構わないかどうか。
(例/①ゆたか②府外在住③午前でも可)

京都・大阪市民読書会twitter: @KyotoBookClub 
京都・大阪市民読書会e-mail:japanbookclub@gmail.com
京都・大阪市民読書会blog: http://kyotobookclub.blog.fc2.com/
過去の課題本: http://kyotobookclub.blog.fc2.com/blog-entry-21.html

ご質問などはメールでお気軽にお問い合わせください。

【読書会の進め方について】

読書会の初めに自己紹介の時間を設けさせて頂きます。
ごく簡単にでかまいませんので「課題本の全体的な印象」と、もしありましたら「他の参加者に聞いてみたいこと」の二点をお話し下さい。
それを念頭に置いて、参加者全員で気になるところを具体的に取り上げながら作品を辿り直していき、最後にもう一度作品全体についてお話できたらと思います。
部分と全体を循環しながら一冊の本を「共に」読んでいくことは、「一人で」する読書とは違う面白さがあると思います。
作品の声を皆で共に丁寧に聴くことで、同じ作品を共有する他の人の声を聴くことのできる、「耳澄ます場」にしたいと思っています。

初参加の方も京都市民でない方も大歓迎です(毎回初参加の方も京都府外の方も多いです)。年齢も、文学への知識も問いません。
これまでの参加者も学生から主婦、会社員、15歳からから70代までと幅広いので、自分は場違いではないだろうかなどとためらわず気楽にいらっしゃってください。

本が好きな方々と素敵なひとときを過ごせるのを楽しみにしています。


*本会は異業種交流会や婚活パーティーの類ではないので(それらを否定するつもりはありません)、本を離れて他の参加者のプライベートを詮索することはご遠慮ください。
*読書会内外でいわゆるヘイトスピーチとされる発言をする方の参加はお断りします。国籍や出身地・職業を問わず、誰もが安心して楽しく参加できる読書会にするためです。
*参加申込後にキャンセルする場合は必ず連絡していただくようお願いします。会の運営に支障をきたすとこちらが判断する場合、今後の参加をお断りする場合があります。

京都・大阪市民読書会連絡担当 ゆたか

梶井基次郎『檸檬』読書会へのお誘い

谷崎潤一郎『猫と庄三と二人のをんな』読書会へのお誘い

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)