京都市民読書会開催履歴

第一回:川上弘美『センセイの鞄』(2011/02/19)
第二回:梨木香歩『家守綺譚』(2011/02/20)
第三回:角田光代『八日目の蝉』(2011/05/21)
第四回:星野智幸『俺俺』(2011/07/24)
第五回:谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のをんな』(2011/08/21)
第六回:安部公房『砂の女』(2011/09/25)
第七回:田山花袋『蒲団』(2011/10/22)
第八回:三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』(2011/11/05)
第九回:遠藤周作『沈黙』(2011/12/18)
第十回:川端康成『雪国』(2012/02/05)
第十一回:夏目漱石『草枕』(2012/04/22)
第十二回:小川洋子『薬指の標本・六角形の小部屋』(2012/06/03)
第十三回:石原慎太郎『太陽の季節』(2012/07/08)
第十四回:西村賢太『苦役列車』(2012/08/05)
第十五回:絲山秋子『海の仙人』(2012/09/09)
第十六回:川上未映子『ヘヴン』(2012/10/13)
第十七回:山田詠美『ぼくは勉強ができない』(2012/12/16)
第十八回:堀辰雄『風立ちぬ』(2013/01/13)
第十九回:幸田文『流れる』(2013/02/10)
第二十回:水上勉『櫻守』(2013/03/10)
第二十一回:中勘助『銀の匙』(2013/04/14)
第二十二回:夏目漱石『三四郎』(2013/05/12)
第二十三回:安岡章太郎『海辺の光景』(2013/06/09)
第二十四回:森見登美彦『宵山万華鏡』(2013/07/07)
第二十五回:開高健『輝ける闇』(2013/08/04)
第二十六回:多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』(2013/09/08)
第二十七回:恩田陸『夜のピクニック』(2013/10/13)
第二十八回:小島信夫『抱擁家族』(2013/11/10)
第二十九回:向田邦子『あ・うん』(2013/12/08)
第三十回:中島京子『小さいおうち』(2014/01/14)
第三十一回:宮沢賢治『銀河鉄道の夜』(2014/03/23)
第三十二回:夏目漱石『こころ』(2014/04/20)
第三十三回:徳田秋声『あらくれ』(2014/05/25)
第三十四回:泉鏡花『高野聖』(2014/06/29)
第三十五回:川端康成『眠れる美女』(2014/09/21)
第三十六回:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(2014/11/09)
第三十七回:池澤夏樹『スティル・ライフ』(2014/12/14)
第三十八回:アラン・ベネット『やんごとなき読者』(2015/02/01)
第三十九回:アゴタ・クリストフ『悪童日記』(2015/03/01)
第四十回:P・ワイリ&A・ゲニス『亡命ロシア料理』(2015/03/29)
第四十一回:夏目漱石『それから』(2015/04/26)
第四十二回:ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』(2015/05/24)
第四十三回:カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』(2015/06/28)
第四十四回:谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のをんな』(2015/07/26)
第四十五回:大岡昇平『野火』(2015/08/16)
第四十六回:梶井基次郎『檸檬』(2015/08/23)
第四十七回:ケン・リュウ『紙の動物園』(2015/09/13)
第四十八回:森見登美彦『有頂天家族』(2015/09/19)
第四十九回:萩原朔太郎『猫街』(2015/10/11)
第五十回:庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(2015/11/08)
第五十一回:フランツ・カフカ『変身』『訴訟』(2015/12/20)
第五十二回:夏目漱石『坊っちゃん』(2016/01/17)
第五十三回:カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(2016/02/21)
第五十四回:カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(2016/03/13)
第五十五回:幸田文『きもの』(2016/03/27)
第五十六回:羽田圭介『「ワタクシハ」』(2016/04/24)

大阪市民読書会開催履歴

第一回:三島由紀夫『潮騒』(2012/11/11)
第二回:太宰治『津軽』(2012/12/22)
第三回:夏目漱石『坑夫』(2013/01/26)
第四回:円池文子『女坂』(2013/02/23)
第五回:サン=テグジュペリ『人間の土地』(2013/03/24)
第六回:カズオ・イシグロ『日の名残り』(2013/04/21)
第七回:田辺聖子『言い寄る』(2013/05/26)
第八回:北村薫『ひとがた流し』(2013/06/23)
第九回:谷崎潤一郎『痴人の愛』(2013/07/21)
第十回:フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』
第十一回:織田作之助『夫婦善哉』(2013/09/29)
第十二回:アゴタ・クリストフ『悪童日記』(2013/10/27)
第十三回:山本文緒『プラナリア』(2013/12/22)
第十四回:ポール・オースター『幽霊たち』(2014/02/02)
第十五回:アルベール・カミュ『異邦人』(2014/03/02)
第十六回:サリンジャー『フラニーとゾーイ』(2014/04/06)
第十七回:エマニュエル・ボーヴ『ぼくのともだち』(2014/05/11)
第十八回:ガルシア=マルケス『エレンディラ』(2014/06/15)
第十九回:トーべ・ヤンソン『誠実な詐欺師』(2014/08/09)
第二十回:ウィリアム・フォークナー『八月の光』(2014/10/05)
第二十一回:岸本佐知子編訳『変愛小説集』(2014/11/23)
第二十二回:西加奈子『通天閣』(2015/02/01)



第28回京都市民読書会の概要が決まりましたのでご案内させていただきます。

京都を舞台にした森見登美彦『有頂天家族』のアニメの放送が終ってしまい少し寂しい日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回取り上げる作品はその大流行りの『有頂天家族』にちなんで
小島信夫『抱擁家族』(講談社文芸文庫)
にしたいと思います。

「大学講師の夫は、家政婦の口から、自宅に遊びに来るアメリカ兵と妻とが情事を重ねているとの事実を聞き、ひどく動揺する。彼は、なんとか妻との関係を回復させようと、突然子供たちと家の雑巾がけを始めてみたり、米兵にわざと居丈高な態度で振る舞ってみたりするが、どれも滑稽でみじめなものとしかならない。世田谷に家を新築することを決めたりして、どうにか夫婦関係が修復の軌道に乗りかけたその時、夫は愛撫した妻の乳房から、しこりを感じとる。それは乳癌だった。著者は、1955年に『アメリカン・スクール』で芥川賞を受賞し、大作『別れる理由』などでも知られる小島信夫。本書は、1965年発表の、彼の代表作との声も高い作品で、翌年の谷崎潤一郎賞受賞作品ともなった。本書は、発表当時の日本の時代背景、高度成長期社会の色合いを強く刻印している。しかしそこで描かれる夫婦や家族の微妙な関係、そしてそれが誰にもそう見えないうちに音もなく崩れていく過程は、驚くほどに現代的と感じられる。何気ない日常にひそむ深淵と不安を、ユーモアさえ感じられる重苦しくない文体で、しかし鋭くえぐるようにすくいとってみせる。重苦しさのない分、読者はかえって深刻な悲劇を目の当たりにする思いがするだろう。ぎこちないようでいて、ふとした一文で一瞬にして読む者に深い闇をのぞかせてしまう濃密な文章。実は大胆なほどスピーディーなプロット展開。それらがあいまって、結果、本作は何度読んでもくみ尽くすことのできない豊かさをたたえた、希有な傑作となっている。(岡田工猿)」(Amazon商品説明より)
http://www.amazon.co.jp/抱擁家族-講談社文芸文庫-小島-信夫/dp/4061960083


森見登美彦『有頂天家族』と小島信夫『抱擁家族』、名前は似ているけれど関係ないじゃないか、狸も天狗も出てこないじゃないかという方、きっといらっしゃるでしょう。しかし、森見登美彦は『有頂天家族公式読本』(幻冬社)で次のように書いています。

「『有頂天家族』というタイトルはいかにして生まれたのか——。まず登美彦氏の脳裏に浮かんだのは小島信夫の小説『抱擁家族』である。「『◯◯家族』というタイトルは格好よい」と登美彦氏はつぶやいた。「◯◯に何を入れようか。天狗と狸と人間を同時にあらわす言葉があれば——」。そして登美彦氏と担当編集者は本棚の前を行ったり来たりして「ああでもないこうでもない」と、ついに内田百閒の随筆集『有頂天』を見つけたのである。」

つまり、『有頂天家族』=小島信夫+内田百閒なのであります。
つまり、流行作家と無理矢理関係付けて読書会の参加者を増やそうと目論んでいるのであります。

たくさんの、たくさんの方の参加をお待ちしております。

日時:11月10日(日)午後1時半より
場所:京都市内のカフェ
予算:各自の飲食代のみ
定員:8名程度(定員を超えた場合も参加申し込みは基本的に受け付けます。その場合別の時間帯でお願いする場合があります)
参加方法:下記の京都・大阪市民読書会のメールアドレス宛に件名「有頂天読書会参加希望」で参加の旨ご連絡ください。

京都・大阪市民読書会のtwitter: @KyotoBookClub 
京都・大阪市民読書会e-mail: japanbookclub@gmail.com
京都・大阪市民読書会mixi: http://mixi.jp/view_community.pl?id=5491188
京都・大阪市民読書会blog: http://kyotobookclub.blog.fc2.com/

ご質問などはメールでお気軽にお問い合わせください。


読書会の初めに自己紹介の時間を設けさせて頂きます。
そこでごく簡単に「課題本の全体的な印象」と「他の参加者に聞いてみたいこと」の二点をお話し下さい。
それを念頭に置いて、参加者全員で気になるところを具体的に取り上げながら作品を辿り直していき、最後にもう一度作品全体についてお話できたらと思います。

部分と全体を往復しながら一冊の本を「共に」読んでいく作業は一人で読むこととはまったく違った経験で、そんな風に一冊の本を誰かと共有できるのが読書会の醍醐味だと思います。

初参加の方も京都市民でない方も大歓迎です。年齢も問いません。
これまでの参加者も学生から主婦、会社員、15歳からから六十代までと幅広いので、自分は場違いではないだろうかなどとためらわず気楽にいらっしゃってください。
本が好きな方々と素敵なひとときを過ごせるのを楽しみにしています。

注意:本会は異業種交流会や婚活パーティーの類ではないので(それらを否定するつもりはありません)、本を離れて他の参加者のプライベートを詮索することはご遠慮ください。

京都市民読書会連絡担当 ゆたか




第12回大阪市民読書会の概要が決まりましたのでご案内させていただきます。

今回取り上げる作品はアゴタ・クリストフ『悪童日記』(早川epi文庫)です。
http://www.amazon.co.jp/悪童日記-ハヤカワepi文庫-アゴタ-クリストフ/dp/4151200029

「戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。」

たくさんの方の参加をお待ちしております。

日時:10月27日(日)午後2時より
場所:梅田駅周辺のカフェ
予算:各自の飲食代のみ
定員:8名程度(定員を超えた場合も参加申し込みは基本的に受け付けます。その場合別の時間帯でお願いする場合があります)
参加方法:下記の京都・大阪市民読書会のメールアドレス宛に件名「悪童たちの読書会参加希望」で参加の旨ご連絡ください。

京都・大阪市民読書会のtwitter: @KyotoBookClub 
京都・大阪市民読書会e-mail: japanbookclub@gmail.com
京都・大阪市民読書会mixi: http://mixi.jp/view_community.pl?id=5491188
京都・大阪市民読書会blog: http://kyotobookclub.blog.fc2.com

ご質問などはメールでお気軽にお問い合わせください。


読書会の初めに自己紹介の時間を設けさせて頂きます。
そこでごく簡単に「課題本の全体的な印象」と「他の参加者に聞いてみたいこと」の二点をお話し下さい。
それを念頭に置いて、参加者全員で気になるところを具体的に取り上げながら作品を辿り直していき、最後にもう一度作品全体についてお話できたらと思います。

部分と全体を往復しながら一冊の本を「共に」読んでいく作業は一人で読むこととはまったく違った経験で、そんな風に一冊の本を誰かと共有できるのが読書会の醍醐味だと思います。

初参加の方も京都市民でない方も大歓迎です。年齢も問いません。
これまでの参加者も学生から主婦、会社員、15歳からから六十代までと幅広いので、自分は場違いではないだろうかなどとためらわず気楽にいらっしゃってください。
本が好きな方々と素敵なひとときを過ごせるのを楽しみにしています。

注意:本会は異業種交流会や婚活パーティーの類ではないので(それらを否定するつもりはありません)、本を離れて他の参加者のプライベートを詮索することはご遠慮ください。

読書会連絡担当 ゆたか